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中庭の方に戻ると菜月が飛びついてきた。
菜「ちょいちょいちょい!え、噂の美容師!?
これまた想像を超えるイケメン…」
「うん、あの人が仕事終わりの美容師。笑」
目「A、もうひとりいたの?
え、3人の男と暮らしてんの?」
「言い方よくない!!!
私がここに来たのはたくさんの事情があって…」
目「お父さんの伝手だろ、なんとなくこの家見て分かったけどさ。」
向「Aちゃーん!ちょっとこっち来てや!」
「はーい!ちょっと行ってくるね」
菜「めめ、早く行動にうつさないと…本当に誰かにとられるよ」
目「分かってるよ…」
ラ「めめ、人生最大のピンチだね」
菜「高校の頃のこと覚えてんの?」
目「覚えてるも何も…あん時は友達の前ではずかしさで言っただけで、俺はずっと…」
菜「だったら早く誤解とかないと」
目「なんかさ、あの舘さんって人と康二と一緒に住んでるって聞いて、実際に会ってもそんなに心配なくて。
でももうひとり見た瞬間、なんかヤバいって思った」
ラ「女の子にモテそうだよね、あの人」
宮「そこの3人衆!!こっちおいでー」
「じゃーん!お腹いっぱいだったら明日食べてもいいんだけど…実はみなさんにデザート作りました!!」
深「ええ!?Aちゃん天才なの?」
宮「朝から康二と買い出し行って、作ってくれたんだって」
向「そう!俺も!!!」
「康二くん私がこれ作ってたときは寝てたけどね」
向「おい!バラすなや!笑」
渡「Aが作ったもんマジでハズレないから」
「そんなに期待値上げないでよ笑」
宮「あんだけあった食材も綺麗になくなったね笑
みんなご協力感謝します。
じゃあAちゃんいただきまーす」
人数分の倍くらい作ったけど、
それでも足りなかったかなって言うくらいみんな美味しいって食べてくれた。
目「俺Aが作ったやつ初めて食ったかも」
「たしかにいつも学食だしサークルのあとは一緒に帰らないもんねぇ
どう?初めての感想」
目「うん、超おいしい
また作ってよ」
「気が向いたらねー、お菓子づくりって正確に作らないと失敗しちゃったりするから得意ではないんだよね」
目「そうなの?」
「だからサークルで嫌でも作る環境にいる笑
あっ舘さんそれもらいますよ!」
すでに空っぽのお皿を受け取って、一旦家の中に入った。
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作者名:ゆきんこ | 作成日時:2024年1月30日 16時