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「無意識?」
「無意識ですけど、そうじゃないと言いますか…。」
「ねぇわかってる?」
「…?」
「俺、告白した側ね?」
「っ、」
「あんま見られたら返事期待しちゃうけど。」
すぐに目を逸らしてぺたんと座った。
「ごめん、かわいいから意地悪しちゃった。」
店員さん呼ぼうかとボタンに近づける彼の手を阻止するため、反射に両手で握った。
「…わたし、舘様推しです。」
「知ってるよ。」
「アイドルしてるあなたを先に好きになりました。」
「…そうだね。」
「それに、その、私は汚れてるので、」
「なんでそう思うの?」
「だって前の職場で…。」
「それはAさんじゃなくて相手が汚れてるんでしょ?」
「…。」
「Aさんは綺麗だよ。」
「宮舘さん、」
「他には?」
「ほか、?」
「他に、俺と付き合うにあたって不安なことは?」
「え!?つき?付き合、う?」
「あれ?話の流れ的にオッケーしてもらえるんだとばかり。」
私が握っていたはずの手はいつの間にか握られる側になっている。
「アイドルしてる俺を
「あ、」
本当はもっと前から答えが出ていたんだと思う。
自分の発言を彼に指摘されてやっと気づいた。
私は彼をアイドルとして推すだけではなく、もっと特別な感情を抱いてしまっていた。
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涼-suzu-(プロフ) - 蓮和さん» ありがとうございます。みやだてくんはやっぱりバブめですよね。笑 共感していただける方がいて嬉しいです。次回もよろしくお願い致します(՞ ܸ. .ܸ՞)" (4月2日 16時) (レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
蓮和(プロフ) - 完結おめでとうございます!垢は違いますが毎度コメントさせていただいてますバケモノです。素敵な作品をありがとうございました!!宮舘さんとの恋ってやっぱりいいですよね(?)私も宮舘さんは結構バブい域にいると思ってますw 第8弾も楽しみです! (4月1日 21時) (レス) @page45 id: 69e5d6eaed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涼-suzu- | 作成日時:2024年3月25日 17時