3 ページ3
.
なんで敬語なの?と笑う翔太さん
だって初めて声聞くんだもん、緊張しちゃうよ…
翔 "もしかして、緊張してる?"
「…はい」
翔 "ははっ、俺も緊張してる"
「…えっ」
翔 "だって電話って初めてじゃん?"
「そうですね…だから緊張します…」
翔 "ねぇAちゃん、今度会ってみない?"
「えっ」
翔 "嫌なら全然断って大丈夫だからね?"
「…あ、会いたいです!」
翔 "ははっ笑じゃ決まりだね、来週とかどう?"
「来週は…」
慌ててスケジュール帳を開き予定を見れば
仕事以外特に予定はなかった
「仕事以外何もないので…大丈夫です」
翔 "お休みの日はいつなの?"
「えっ…あ、平日です、」
翔 "平日か〜そうなんだ笑…わかった!平日の夜とかでも大丈夫なの?"
「はい、むしろ平日の夜だと思ってました…」
はははーなんて流すように笑えば
翔太さんもなにそれ、なんて笑ってくれた
翔 "それじゃワンナイトの関係みたいになっちゃうじゃん笑"
「え」
え、そうじゃないの?って意味を含んだ1文字を発せば
拗ねたように言う翔太さん
翔 "ねぇー、俺が体が目的でこんな誘いしてると思ったの?"
「…はい、ごめんなさい」
翔 "Aちゃんのこと気になって…会ってみたい!デートしたいなって思ったから誘ったんだよ?"
「…うそぉ…」
翔 "ほんと!!もう当日、可愛い格好してきたら許す"
「か、か、かわいい格好…とは…!」
翔 "Aちゃんが思う可愛い格好でいいよ?"
「うぅーできるかな…」
翔 "できるできる!笑 可愛い格好でご飯食べに行こう?"
「…はいっ!」
翔 "うん、いい返事笑 じゃまた日程見て連絡するね?"
「はい!…翔太さん、ありがとうございました」
翔 "ん?何が?"
「電話…嬉しかったです」
翔 "うん…俺も嬉しかったし、楽しかったよ…また電話、しようね"
「はい!」
翔 "それじゃまたね?"
「はい、また…おやすみなさい」
翔 "うん、おやすみ"
翔太さんとの電話を終えて少しだけ余韻に浸り
改めて好きだなぁと思ってしまった
初めて会う時どんな格好して行こう
なんて浮かれてネットで可愛い服を検索して
気になった、気に入った服を
気付いたら3着ほど買っていた…
さすがに浮かれすぎだよ、私ってばぁ…!!
次の日も変わらず おはよう とメッセージをくれる翔太さん
今日からはスルーじゃなくて私も
おはよう と返信を送ったら
返信ありがとう!なんて嬉しそうなメッセージが届いた
.
216人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:aira | 作成日時:2024年3月8日 15時